今回は2016年9月30日時点での、クラウド会計の代表的な2つのシステムを比較して、今現在であればどちらのシステムを使えばよいか、下記の6つの点から比較してみたいと思います。
ただ、どちらの会計システムも猛烈なスピードで開発が進んでいますので、半年後、1年後にはどのようになっているかわかりません。
①入力スピード
入力スピードに関しては、どちらもそもそも入力を前提としていないシステムのため比較するかどうか迷いましたが、あえて比較してみました。
この分野に関してはMFクラウド会計の総勘定元帳・補助元帳から入力できる「新形式」が圧倒的に早いのでMFクラウド会計に軍配があがるのではないでしょうか。
ブラウザで動いているということを感じさせないぐらいになっています。
正直、マウスを使って取引内容を順番に入力していく方法(両システムが実装している)は日が暮れてしまいます。
それであれば、エクセルで入力して取り込む方がよっぽど早いです。
②金融機関連携
インターネットバンキングの取引を自動取り込みできるという点ではどちらの会計システムもできますが、最近の法人口座のインターネットバンキングのほとんどは電子認証方式という方法をとっていますので、その電子認証方式に対応しているのはMFクラウド会計だけなので、やはりこの分野でも圧倒的にMFクラウド会計が強いのではないでしょうか。
③使い勝手(操作性)
操作性ということで言えば、会計システムの操作に慣れていない人はfreeeの方が使いやいすいです。
画面も見やすく感覚的に操作できます。簿記の知識がない方でも入力ができます。
ただ、会計を専門的に使える人には、物足りないところもあります。
これに対して、MFクラウド会計はどちらかというとある程度会計のことが分かっている人向けのシステムではないかと思います。
私もそうですが税理士などの専門家は、こちらの方が使いやすいです。
実際freeeには補助科目という概念がなくタグというものを使って補助元帳を表示します。
私はいままで補助科目を使ってきましたので、補助科目なしでの記帳は考えられません。
④料金
料金を比較するとMFクラウド会計の方が安いですね。
◆freee
【個人事業主】
スターター 月 980円(税別)
スタンダード 月1,980円(税別)
プレミアム 月3,980円(税別)
【法人】
ライト 月 1,980円(税別)
ビジネス 月 3,980円(税別)
◆MFクラウド会計
【個人事業主】
月 800円(税別)
あんしん電話サポート付プラン 年17,280円(税別)
【法人】
ライトプラン 月1,980円(税別)
スタンダードプラン 月2,980円(税別)
⑤会計以外のシステム連携
freeeは、会計システムに見積書、請求書作成機能がついており、売掛管理や買掛管理、入出金データと消込もでき会計システムの機能が充実しています。
あとは給与計算システムがあり、マイナンバーの管理もできます。
それに対しMFクラウド会計は、見積書請求書は別のシステムになり、
給与計算、マイナンバー、経費精算などのシステムがあります。
MFクラウド会計は、最近ERPパッケージとして、全システムを4000円/月~使用できるようになりました。
これは画期的ではないでしょうか!
freeeは会計に請求書がついているのですが、
給与マイナンバーは1,980円+300円×人数なのでまとめて使うならMFバリューパックの方が安くなりますね。
経費精算も会計の付属品で付いているものの1人300円の追加料金がかかり、ワークフロー申請等はなく機能的にやや弱いかもしれません。
ただ、連携ということに関してはfreeeは会計と給与のシステムの上に、他の機能を含める方法なので連携しなくても良いという点でfreeeに軍配があがるのではないでしょうか。
⑥サポート
メールサポート
チャットサポート
電話サポート
とありますが、ほとんどのクラウドサービスは電話サポートがついていません。
ところがMFクラウド会計はスタンダードプランで電話サポートがついてきます。
また、その電話がつながり易いんです!感じもいいですし。
私は、電話よりチャットサポートをよく使います。
MFクラウド会計を使っていると画面の右下に、いつでも質問できるポップアップがあって、
分からないことがあると、チャットで相談すると、すぐに答えてくれます(^^)
これまで何度も使いましたが、ほとんど待ち時間無しです。
どっちがおすすめ!?
ということになりますが、今の段階では間違いなくMFクラウド会計がおすすめです!