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【今からちょうど一年前の悪夢】2017-02-19 00:00

カテゴリ: 趣味・日常

今からちょうど一年前Facebookでアップした投稿を読み返したら面白かったのでそのままブログにしました。

2016年2月19日(金)人生で初めて手術というものをしたのでその記録を残すためにも書いてみました。
ノンフィクションです。
ちょっと長いですが、暇な方は読んでください。

2月4日とある皮膚科(大阪市内)を訪ねる。
先生「今日はどうされましたか?」
私 「背中の肩甲骨あたりに5年ぐらい前に腫瘍ができまして、特に最近そこを押すと痛みがあるんです。」
私はよくマッサージに行くが、その部分を押されると激痛が走り、気持ち良くなるためにマッサージに行ってるにもかかわらず
いつもマッサージが苦痛になることが多いので、この度病院に行こうと思った。
先生「どれどれ診せてください。うん、これかぁ~何やろな?分からへんなぁ~。」
分からへんとか、ありなんかと思いながら。まあでも正直な先生やし、これから検査でもしてくれるんかな。
先生「よう分からへんから、取るか!それでいいやろ?」
私 「は、、はい。」
早やっ!診察開始30秒ぐらいで手術が決定しました。
先生「このあと看護婦さんからオペの説明聞いといて!」
私 「はい。ありがとうございました。」
初回は診察30秒、着替え1分の1分30秒で終わりました。
人生最速です。なんとも生産性の高い病院です。

2月19日手術当日
手術は、午前診療と午後診療の間の時間におこなわれるということで、午前診療の終わる1時30分に病院に行きました。
看護婦B 「中尾さん、どうぞ~。今日はどこの手術ですか?」
どこの手術ですかって?それぐらい分かっとけよと思いながら
私 「背中の肩甲骨あたりです。」
看護婦B「じゃあ上半身裸でベッドにうつぶせになってくださいね」
この時ぐらいから緊張しはじめてきた。正直、先生があまりにも簡単にオペしよかとか言っていたので私も簡単なものだと思い
気軽に当日を迎えたが、この状況になると緊張してくる。うつぶせになりながら
私 「時間はどれぐらいかかりますか?」
看護婦A「時間ですか。。。ちょっと待ってくださいね。」
時間も分らへんのか???真横にいる看護婦Bに
看護婦A「看護婦Bさん、時間ってどのくらいかかるんですか?」
看護婦B「30分~40分ぐらいじゃない。」
看護婦A「中尾さん、時間は30分~40分ぐらいです」
というか、おれもその場にいるのに言いなおす必要ないやろ!
私 「やっぱり、痛いですかね?」
看護婦B「麻酔のときに、チクッとするだけですよ(笑)」
そうなんや。良かったあ。
この時私はまだ看護婦Aが素人だとは知る由もない。
そのまま5分ぐらい寝たまま待たされる。

先生「よっしゃー!はじめよか!」
私 「はい。お願いします。」
先生「おっと、マスクし忘れたわ、はははっ(笑)看護婦Aさん、私にマスクかけて。」
看護婦Aが先生にマスクをかける。
先生「準備できたから、麻酔するな。ちょっとチクッとするけど我慢してな」
私 「がんばります!」
私は、注射恐怖症で、健康診断の採血の際も座りながら採ってもらうと気を失いそうになるので
いつもベッドで寝ながら採血をするぐらい注射が苦手なのである。
今回は麻酔の注射なのでチクッするだけなのでちょっと安心している。
先生からも看護婦からもチクッするだけと何度も聞いている。
先生「はい。刺しますよ~」
チクッ。
私 「うぎゃあー!」
痛い。痛すぎる。何がチクッや!
先生「君はおもろいな。そんな痛くないやろ!はははっ」
何度も麻酔の注射バリを刺される。その度に、唸る。
私 「ヴゥー、ヴゥー、ハァー、ハァー」
先生「君の唸り声は、時代劇の切られ役みたいやな!切られ役が上手や、はははっ」
こっちは痛みに耐えるのに先生の会話に付き合っている余裕はない。
何度も刺しているが一向に痛みが止まらない。
先生「もう結構刺してるから、痛くないはずやけど痛いか?これどうや?」
深く麻酔バリを刺す。
私 「うぎゃあー!」
先生「切られ役やな。はははっ」
それから何度も刺して、やっと麻酔も効いてきた。
そこから麻酔を効かすため10分ぐらい待たされる。

10分後
先生「さあ、はじめよか!」
私 「お願いします。」
先生「メス」
お決まりのセリフや!はじめて聞いたが、自分が切られる身なので心地の良いものではない。
メスで切られているようだが麻酔が効いていて痛みはない。
先生「しかしこれなんやろなぁ?気になるなぁ。ちょっとハサミとって」
看護婦A「これでいいですか?」
先生「それちゃうわ。そっちのやつや。」
大丈夫か?この看護婦A。
ハサミを先生に渡し、先生が私の皮膚を切っているチョキチョキという音が聞こえる。。。
先生「結構おっきい組織やなぁ。深いなぁ。何やろなぁ。」
そんなことをつぶやきながらチョキチョキ、チョキチョキ、とその時
私 「うぎゃあー!」
激痛が走った。おそらく深いところで麻酔が効いておらず痛みが走った。
先生「痛いんか?ごめんごめん。麻酔追加するわ。ちょっと深いからな。」
再度麻酔を刺す。
私 「うぎゃあー!ハァハァ」
麻酔を刺される感覚がわかり激痛が走る。
先生「これが痛いのかぁ。君は麻酔が全然効かへんなぁ。俺と一緒やなぁ。はははっ!」
先生の相手をしている余裕は全くない。その時点で、私は汗だくである。
先生「麻酔も効かへんし、出血も止まらへんわ。ようさん血でてるわ!」
気絶しそうである。

痛みが走って麻酔を追加するということを何度か繰り返して、やっと、
先生「よっしゃー!取れた!取れたと同時に出血も止まったわ!なんでやろな。不思議やわ。」
それぐらい分っておいてくれよと思いながら。よかったぁ~。これでもうすぐ終わるのかなと思いながら。
この時点で約1時間ぐらい。でも、まだ地獄が続くのである。。。

先生「ハリと糸とホニャララとって」
看護婦A「これでしょうか。」
先生「ホニャララはそれしかないのか?」
看護婦A「・・・」
先生「まあいいわ。しゃあないな。それでいいわ。」
ほんまにそれでいいんかい!大丈夫か?
先生が看護婦Aに糸の準備の仕方などを伝授している。
うすうす気づいていたが看護婦A完全に素人だった。

先生「モスキート5つ用意して」
看護婦A「これでしょうか。これは4つしかありません。」
先生「なんでや。なんでないねん!あぁ、そういえば俺練習すんのに自宅に持って帰ってたわ。はははっ!」
なんで持って帰んねん!!よりにもよって俺の手術のときに(涙)
先生「無いもんはしゃぁないな。4つでやろ!」
前向きやな。
先生「看護婦Aさん、これちょっと持っといてくれへんか」
看護婦A「今ホニャララの準備をしているので、手が空いてません」
先生「他の看護婦さんはどうしたんや?」
看護婦A「お昼休憩に行っています」
先生「昼休憩って、オペの時は最低でも二人はいるやろ」
と怒りながら、
先生「おーーーーい!誰かおらへんか!」
と叫ぶが、誰の返事もない。
先生「おーーーーい!」
シーン。
先生「しゃあないな。やるしかないな。」
相変わらず前向き。
ハリと糸で傷口をふさいでいるようである。
先生「よっしゃー!できた!けど。。。これはあかんな。。。」
あかんのかい!
先生「皮膚が厚すぎて、ハリが通らへん。もう一回初めからやり直すわ!」
まだ終わらへんのかいな。
先生「ハリのない糸を準備して。」
看護婦A「そんなのあるんですか?」
先生「特殊なやつがあるんや」
看護婦A「どこにありますか?」
先生「看護婦Bが知ってるやろ?」
でも、そこには看護婦Aしかいない。看護婦Bさん、帰ってきてくれと願う。
先生「おーーーーーい!看護婦Bさーーーーん!」
返事はない。
先生「看護婦Aさん、看護婦Bさんを探してきてくれ。」
看護婦A「これはどうしたらいいですか。」
先生「それは、ほっとかなしゃーないやろ。」
それをほっといて看護婦Aは看護婦Bを呼びにいった。
3分ぐらいして、やっと看護婦Bが帰ってきた。
その時の看護婦Bは天使に見えた。

先生「ハリなしの糸の準備して。」
看護婦B「○本しかありませんがいいですか。」
先生「それしかないのか?しゃーないな、それでいこう!」
相変わらず前向き。
先生「このオペナメとったわ。こんなんになるとは思わへんだわ。ごめんな。はははっ」
先生は素人看護婦Aに向かって、「ハリなしのやつはこうやるんや!」と自慢をしながら施術をする。
その施術もまあまあ時間がかかりながら。。。
先生「よっしゃー!できた!完璧や!」
終わったー。全部で1時間30分、長かったぁ。
先生「ナメとったわ。時間かかってごめんな。次からは気つけるわ。」
この先生は最後まで前向きだが、もう2度とごめんである。

ちなみにこの病院は、待ち時間の結構ある人気病院である。

 
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